下町の風情


先日、東京に直下型の地震がきた場合の被害想定が発表され、古い木造住宅密集地が、倒壊や火災の危険にさらされているという報道がありました。
私の住んでいる地域にも、そうした指摘に該当するエリアが沢山あります。
しかし、そうした危険と言われる地域というのは、普段、目にしている分には、とても和やかで優しい風情のある場所なのです。
小さな路地裏の玄関先には、丹精に育てられた鉢植えが置かれていたり、静かに暮らしている老夫婦の姿を見かけたり…。
いろんな思い出があるんだろうな…と感じる古い木造家屋。その思い出を共有する家族が健在なうちは、その姿のままであってほしい。