怪我をして思ったこと

レンガの階段を踏み外し、両膝を大きく擦りむきました。ついでに片足ねん挫も。
子供の頃よりインドア派の私としては、これだけ大きな擦り傷は初めての経験。
取りあえず歯をくいしばり消毒したものの、家に小さな絆創膏しかなく、継ぎ接ぎだらけで傷口を塞いでみましたが、ジンジン痛みが増すばかり。
おとなしく横になって過ごしました。
両足が不自由だと、立ち上がるのも一苦労で、寝返りも打てない状態です。
私にはこれくらいの怪我でもしんどいのに、戦争とかで負傷したら辛いってレベルではないな…と思ったり、年寄りが怪我をしたら大変だ…と妙に納得してみたり、何年も全身不随で寝たきりだった亡き祖母は苦しかっただろうな…としみじみ思ったり、自分の脚を眺めながら、いろんな痛みを想像してしまいました。

夜になって、夫が買ってきてくれた大きな絆創膏に貼り替え、きちんと傷口を塞ぐと、ホッと一安心。
その日見た夢で、私は空を飛んでいました。空を飛びながら、子供のころ祖母に連れられて通っていた老夫婦が経営する床屋さんのあった場所を訪れます。
しかし、その床屋さんはすでに無くなっていて、その辺りをグルグル低空飛行しているのでした。
目が覚め、絆創膏を貼り替えようと傷を見てみると、出血が止り、痛みも退いてきているようでした。